ご挨拶
公益社団法人 長野県柔道整復師会
公益社団法人長野県柔道整復師会会長就任にあたり
この度、(公社)長野県柔道整復師会会長に就任いたしました柏木久明でございます。
令和4年4月13日に開催された理事会で酒井正彦会長が病気療養のために本会会長を辞任されました。同理事会において、私は任期半ばの酒井前会長の後任を託され、本会会長に就任いたしました。酒井前会長にとって、この度の辞任はまさに断腸の思いだったと推測いたします。今後は療養に専念され一日も早いご回復を願ってやみません。
酒井前会長は、長い間本会および日整の保険部に携わっていたことから喫緊の課題である重複・併給問題にしっかり向き合い、保険取り扱いの是正に強い意志で臨まれ、前年度(2021年5月)の本会通常総会で会長に就任されました。総会において高田 保前々会長から酒井前会長に本会運営が無事引き継がれ、私は保険部長を再任させていただき、保険分野で実績と経験をお持ちの酒井前会長と両輪となって今日まで職務を遂行してまいりました。
私は、昭和52年に入会以来、理事、東信支部長、学術部長、保険部長、副会長などを務めさせていただきました。今後はこの経験を活かし本会発展のため粉骨砕身の努力をしていく決意でございます。皆様におかれましては前会長同様、建設的な𠮟咤激励とご協力をお願いいたします。
現在、コロナ終息の見通しもつかず、東欧ではロシアによるウクライナへの武力侵攻が行われ、アジアでも国の平和が脅かされるなど世界の情勢は混迷を極めています。世の中、急に何が起こるか解らないもので、私どもの上部組織である(公社)日本柔道整復師会でも急変がございました。
昨今、業界を取り巻く環境は日ごとに厳しくなっておりますが、私は基本的に酒井前会長の意思を継承しコンプライアンス重視で本会運営を行い、業務および経済面で会員の生活基盤が安定するよう努めます。そのための環境を整えるのは役員の務めであると認識しております。理事会は最良の方策を生み出すために激しい議論が交わされ、円滑かつ正常に機能しております。
我々柔整師は日々学術技術の研鑽を積み、県民の皆様に良質な医療と福祉を提供することが肝要です。私は以前から申し上げてきましたが、多くの患者さんから信頼を得て地域で必要とされる接骨院・整骨院となることが大切です。公益事業にも積極的に取り組み、地域に貢献していただきたいと思います。また、政治活動は業界にとって大変重要なものであることを認識してください。今夏は参議院選挙が行われますが、長野県柔道整復師連盟を通して業界を強くアピールしなければなりません。
数年来のコロナ禍で社会生活に様々な変化が生じております。生存をかけた職域として我々柔整師はこの変化に対応していくことが必要だと思っております。目的達成のため本会役員及び会員の皆様には本会活動に行動力を持って答えていただきたいと願っております。
今後も微力ながら本会並びに地域社会の発展のために鋭意努力してまいる所存でございますので、ご理解ご協力の程何卒よろしくお願い申し上げます。